2020年から本格的に小学校でプログラミングの教育が導入されました。
お子さんが小学生であれば、学校の教育だけだと不安だと感じ、他の科目同様にプログラミングにも力を入れて行きたいと思われている親御さんも多いのではないでしょうか。
ただ、プログラミングをあまり触れたことが無いと何からどんなことを子供にさせてあげればいいのか、悩まれている方が意外と多いと思われます。
そんな方におすすめなのが、「おもちゃ」を使ってプログラミングに触れさせてあげることをおすすめします。
プログラミングを学ぶきっかけには、おもちゃであればあまり抵抗が無く、コストもはじめだけで簡単にはじめられます。
さらに、お子さまがもっとプログラミングを学びたいと思うようになれば、プログラミング専門の教室に通わせ、よりステップアップさせてあげるといいと思います。
今回は、小学生向けにおすすめなプログラミングおもちゃを低学年向けと高学年向けに分けてご紹介いたします。ぜひ参考にしてみて下さい。
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目次
小学生向けプログラミングおもちゃの選び方
小学生だと1年生から6年生まで幅広く、成長期ということもあり、学年によって出来ることが違ってくると思います。
小学生低学年であれば、文字を読んだり簡単な計算もできるので、スクラッチ(Scratch)ベースのプログラミングのおもちゃがおすすめです。
コーディングの内容も幅広く扱えるものも多く、ロボットにいろいろな指示が与えられ幅も広がります。
小学生高学年になれば、ロボットを組み立てる要素や簡単な電気回路を組みながら全体の仕組みを感覚的に学びながらプログラミングができるおもちゃがいいと思います。
また、プログラミングにも慣れてきているようであれば、ステップアップとして代表的なプログラミング言語を学ぶことをおすすめします。
小学生向け(低学年)おすすめプログラミングおもちゃ
本章では、小学生向け(低学年)おすすめプログラミングおもちゃを厳選して紹介していきます。
Sphero Mini(スフィロミニ)
Sphero Miniは、全米では1000校以上の学校が教材として採用され、amazonの知育・学習おもちゃでプログラミング部門賞にも選ばれています。
Sphero Miniは、小さいボールを動かしながら様々な遊びができ、もちろんアプリを使って、ボールのプログラミングもできます。
Sphero Eduアプリでは「DRAW(ドロー)」、「BLOCKS(ブロック)」、「TEXT(テキスト)」の3つの機能があり、1つずつこなしていくことで段階的にロボットのプログラミングが学ぶことができるため、小学生低学年でも楽しみながら学べます。
特に「BLOCKS(ブロック)」では、スクラッチベースのプログラミングで、ブロックの内容もいろいろなことが設定できるため、ロボットにも細かい指示ができ、プログラミング思考をより学ぶことができます。
また、慣れてくればステップアップして、「TEXT(テキスト)」から上級者向けとしてJavaScriptという一般的に使われているプログラミング言語を利用することができるため、一般的なプログラマーと同じ方法でプログラムができるのでおすすめです。
Edison(エジソン) プログラミングロボ
プログラミングロボは、小型のプログラム可能な二輪ロボットです。
線に沿って走行したり、光を追いかけたり、手をたたくとついてきたリといろいろな機能を備えています。
また、障害物をよけながら走行することやテレビやDVDプレーヤー用のリモコンで操作することもできます。
小学生低学年におすすめな理由として、LEGOブロックがつけられるため、ブロックの延長として飽きることなく楽しめます。
また、「EdBlocks」、「EdWare」、「EdPy」という成長に合わせた3つのプログラミング環境が提供されており、段階的にロボットのプログラミングが学ぶことができるのも、小学生低学年におすすめです。
中でも「EdPy」は、AI開発で人気があるPython(パイソン)というプログラミング言語を扱うことができるため、将来そういったエンジニアをお考えの方にはいいかもしれません。
COZMO(コズモ)
ヒカキンでも紹介されていたプログラミングロボットCOZMO。そんな人気からamazonでプログラミングロボットベストセラーで1位を獲得しています。
COZMOは、AI (人工知能)が搭載されており、その場の環境を見て自分で状況を判断し、しぐさや声、表情、動きなど喜怒哀楽を表現する「心を持つ」小型ロボットです。
小学生低学年にもきっとペットのような感覚で、AIとはどんなものなのか体感しながら親しみを持って遊べると思います。
また、その他にもプログラミングの学習として、スクラッチベースのプログラミングができる機能があり、ブロックコマンドをいくつかドラッグ&ドロップするだけで、思い通りに動かすことができます。
ラジオコントロール プログラミングテトラル
スマートフォンやタブレットの画面からカンタンにプログラミング飛行ができるおもちゃです。
飛行系のおもちゃでプログラミングができるのはあまりないので、飛ばして遊ぶのが好きな小学生のお子様には特におすすめです。
内容としては、「ビジュアルプログラミング」と「なぞってプログラミング」の2つプログラミングで飛行を楽しめます。
「ビジュアルプログラミング」は、旋回・S字カーブ・宙返りなど15種の動作の中から好きな動きを組み合わせてアイコンをタップするだけで、選択した通りに自動で飛行することができます。
また、「なぞってプログラミング」は、スマートフォンの画面に、指で飛行したい航路をなぞるだけで、その軌道に沿って動かすことができます。
本体にカメラも搭載しているので、空中での撮影や市販のVRゴーグルで自分が空を飛んでいるような視点で楽しむこともできます。
mBot
mBotは、車両型のロボットです。
可愛らしいデザインで小学生低学年でも取っつきやすいロボットで、プログラミングもスクラッチベースのブロック型のプログラミングのため扱い易いです。
目的の場所までロボットに指示を与えるなど、プログラミングで論理的な思考を学んでみてはいかがでしょうか。
LEGO BOOST
LEGO BOOSTは、レゴが提供するプログラミング教材のおもちゃです。
BOOSTでは、猫や歩行ロボットなど5種類のキャラクターを組むことができ、レゴなら小学生低学年のお子様でも最後まで楽しんで作ることができるのでおすすめです。
プログラミングは、レゴの専用アプリを使い、iPadなどのタブレットなどで操作します。
スクラッチベースのプログラミングのため小学生低学年のお子様でも扱いやすいです。
はじめてのプログラミングなら、動くところまで大人の方と一緒にやってあげられると、よりプログラミングが楽しくなると思います。
アーテックロボシリーズ
アーテックが提供するプログラミング教材用のロボットのおもちゃは、小学生低学年のお子様でもロボットを作りながら、プログラミングを学ぶことができるのでおすすめです。
特に、低学年向けにおすすめなのは、次のようなおもちゃがあります。
①アーテックロボ ベーシック
②アーテックロボ アドバンス
③アーテックロボ T.REX
「ベーシック」は、犬型のロボットをはじめ5種類のロボットを作ることができます。
そして、プログラミングはスクラッチベースで分かりやすく、自分の作ったロボットを動かすことができるので、とても楽しめると思います。
続いて「アドバンス」は、人間のように二足歩行ができるロボットや本格的な動きができる恐竜ロボットを作ることができます。
プログラミングは、ベーシック同様スクラッチベースのプログラミングが扱えます。
最後に「T.REX」は、小学生が大好きな恐竜メインのロボットが作れます。
こちらもプログラミングはスクラッチベースです。
それぞれお子様が好きなものを選ばれると、よりプログラミングを楽しめると思います。
KOOV(クーブ)
KOOVは、こちらもレゴと同様ブロックを組み立てて、スクラッチベースのプログラミングからロボットを動かすことができるおもちゃです。
ブロックの色合いがとてもキレイで、特に小学生の女の子に人気がありそうなデザインになっています。
加速度センサーやサーボモーターなどが付いているため、いろいろな動かし方ができ、プログラミングも楽しみながら学べると思います。
Jimu Robot Mini Kit
Jimu Robot Mini Kitは、3種類の形態に組み立てられるロボットです。
ロボットは関節用のモーター(サーボモーター)の他に各種センサーが付いており、幅広い動きをさせることができます。
ロボットの組み立ては、Jimu Robotアプリを活用することで、3Dモデルの解説にしたがって順番に組み立てられます。
また、ブロックプログラミングを扱うことができ、ロボットを簡単に動かすことができるため、小学生のお子様にもおすすめです。
Gravity Maze
Gravity Mazeは、今までのプログラミングができるおもちゃとは違って、プログラミングで必要な論理的思考を学ぶことができる知育おもちゃです。
amazonの知育玩具大賞で審査員特別賞を受賞したおもちゃでもあります。
タワーのようにブロックを積み上げ、通り道をふさがずにスタートとゴールを繋いで遊ぶ重力迷路ゲームであり、ゴールまでどのように配置すればたどり着くのかという思考から、プログラミングと同じ論理的思考を学ぶことができます。
また、立体的に考えることができるので、空間的な思考も養え、小学生低学年のお子様におすすめです。
Circuit Scribe
こちらも今までのプログラミングが学べるおもちゃとは違い、電気回路を学びながら論理的な思考も身につけることができます。
導電性インクペンで描いた線がそのまま導線になり、そのペンで書いた導線に付属の回路パーツを繋げるだけで、電気を流すことができます。
定番のスーパーキットであれば、トランジスターやセンサー、スイッチ、スピーカーなど様々なものと組み合わせながら楽しめます。
プログラミングを使っていろいろなことに応用していくと、電気回路の知識は必要不可欠になってくるため、小学生低学年の内に少しでも触れることができれば、今後のステップアップにも大きく役立つと思います。
是非、Circuit Scribeで電気への興味や想像力を養ってみて下さい。
小学生向け(高学年)おすすめプログラミングおもちゃ
本章では、小学生向け(高学年)おすすめプログラミングおもちゃを紹介していきます。
Makey Makey
Makey Makeyは、野菜やくだものから粘土・水・鉛筆で書いた絵など、電気を通す物なら何でもキーボードへ変えてしまうおもちゃです。
バナナや階段をピアノのキーボードにしてみたり、粘度でゲームのコントローラーを作ってみたり、想像力次第でいろいろなものが作れ、楽しさも広がります。
また、プログラミングも小学生でも分かりやすいスクラッチでの環境でプログラムを組めます。
電気のことを学びながら、プログラミングの勉強もできるのでいろいろ学ばさせてあげたい方にはおすすめのおもちゃです。
micro:bit(マイクロビット)
micro:bitは、小さなマイクロコンピューターです。
ロボットから楽器まで、あらゆる種類の作品を作るために使えます。
プログラミングは、小学生でも分かりやすいスクラッチやその他にも本格的なプログラミング言語であるJavascript、Pythonなどを使ってプログラムすることができます。
PythonはAI開発でよく使われる人気言語なため、プログラミングのステップアップを考えている方にはおすすめです。
Qumcum(クムクム)
クムクムは、二足歩行型のロボットで、スクラッチでプログラミングをして動かすことができます。
また、クムクムにはいろいろなセンサーが取り付けられており、それらを使って遊ぶことで、プログラミングだけでなく様々な事を学ぶこともでき、小学生のお子様におすすめなおもちゃです。
例えば、内臓の音声合成LSIから人間の言葉がしゃべれ、しゃべる速度やイントネーションを調整することで、早口言葉や大阪弁を喋ることができ、言葉の発音の面白さが楽しめます。
また、ビープ音スピーカーから周波数を設定することで、音階やキーの上げ下げの調整もでき、「かえるの合唱」のようなメロディーも作れるので、音の成り立ちについても学ぶことができます。
その他にも、光やマイク、障害物を認識するセンサー、モータ駆動など様々なものを扱えるので、いろいろな知識が身に付きます。
マインドストーム EV3
マインドストームEV3は、レゴが提供するプログラミングができるロボットのおもちゃです。
この1つのセットで人型のロボットから乗り物や虫など、5つのロボットを作って遊ぶことができ、小学生には間違いないおもちゃです。
ロボットの組み立てから、直感的なドラッグ&ドロップでプログラムを組めることができ、小学生高学年のお子様にピッタリです。
プログラミングはレゴの専用アプリを使用し、動作ブロックやプログラムの流れを扱うフローブロック、他にもセンサーを扱うセンサーブロック、演算などのデータブロックなど様々なプログラムを組むことができます。
お気に入りのロボットを歩かせ、しゃべらせ、考えさせたりして想像できるいろんなことをさせてみて下さい。
mBot Ranger
mBot Rangerは、オフロード走行するランドレイダー、バランスバード、三輪で高速移動するスピードドラゴンの3種類の形態に変形することができるロボットです。
ロボットの組立やプログラミングもスクラッチベースのブロック型のプログラミングのため扱い易いです。
ライトセンサー、超音波センサー、ライントレースセンサー、温度センサー、ジャイロセンサー、音声センサーを搭載しており、黒線の上を走らせたり、障害物を回避したり、好きな色に光らせたり様々なことができるので、小学生高学年のお子様におすすめです。
ヴイストン(vstone)シリーズ
ヴイストンで販売されているプログラミング教育用ロボットは、ロボットの組み立てや改造からプログラミングまで扱えるため、小学生高学年におすすめです。
特に、プログラミング教育用ロボットとしては、次のようなおもちゃがあります。
①ビュートレーサー
②ビュートローバー
ビュートレーサーは、地面の黒色のラインを検知して、その上を走らすことができるロボットです。簡単なロボットの組立から、プログラミングにおいても直感的にブロックを並べて繋ぐ分かりやすい「Beauto Builder R」のソフトウェアを使用し、スクラッチにも対応しているため、プログラミング学習におすすめです。
また、ビュートローバーも同様な組立やプログラミングが可能で、さらにメインフレームが5mmピッチのユニバーサルプレート状になっているため、センサ位置の変更や新たな部品の取り付けなどの改造が容易にでき、自分のオリジナルなロボットを作ることができます。
MESH
MESH は、センサーなどのいろいろなモジュールと身近なものを組み合わせ、プログラミングによって様々なアイデアを形にできるツールです。
モジュールには、LED、ボタン、人感、動き、温度湿度、明るさ、GPIOの7つアイテムがあり、さまざまなものと組み合わせることで、IOTの仕組みも学ぶことができます。
プログラミングも専用アプリを使って、分かりやすいブロックプログラミングでプログラムを組めます。
小学生低学年のお子様でも扱えますが、他のおもちゃとは違って発想次第でいろいろなことができるため、小学生高学年のお子様であればより楽しんで遊べるのでおすすめです。
カムプログラムロボット工作セット
カムプログラムロボットは、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器でプログラミングするのではなく、カムパーツを使って動きをプログラムできる珍しいロボットです。
カムパーツをうまく組み合わせることで、ロボットにいろいろな動きをさせることができます。
また、一からロボットを組み立てることもできるので、楽しんで一連の作業ができるのも特徴です。
デジタル機器が慣れない小学生のお子様には、こちらのロボットでプログラムを学んでみてはいかがでしょうか。
Robo3 Mio
Robo3 Mioは、見た目がかわいらしい車輪で動くロボットです。
色の識別や障害の回避などセンサーを使ってフレキシブルに動くことができます。
また、ロボットの組立もでき、マニュアルがあるので簡単に一から作ることができます。
プログラミングは、専用のアプリを使ってスクラッチベースのブロックプログラミングでプログラムを組めるので、小学生のお子様でも扱えます。
ステップアップとして、Arduinoで作成したプログラムを書き込むこともできます。
ただ、マニュアルが日本語に対応していないため、英語または中国語ができないと少し難しいかもしれません。
little Bitsシリーズ
little Bitsシリーズは、電気回路を中心に学ぶことができるおもちゃです。
電気回路を通して、論理的な思考も身につけることができます。
シリーズの中で次のおもちゃは、特に小学生のお子様におすすめです。
①GIZMOS & GADGETS KIT
②SYNTH KIT
GIZMOS & GADGETS KITには、モーター、ホイール、ライト、スイッチ、サーボ、ブザーなど15種類の電子工作ブロックのモジュールが含まれています。
リモコンで走るレーシングカーや自動シャボン玉マシーンなど部品の組み合わせで、様々なものを発明することができます。
作って、遊んで、リミックス。モジュールをつないで創造性と楽しさをスパークさせてみてはいかがでしょう。
次におすすめなのが、SYNTH KITです。
こちらは、小学生だけでなく、大人でも楽しめます。
自分だけのアナログ・シンセサイザーが作れ、簡単に音楽を創ることができます。
また、スピーカーやコンピューター、ヘッドフォンに接続でき、littleBitsモジュラー・システムと組み合わせれば、自分だけのオリジナル楽器を作れます。
音楽に興味がある小学生のお子様にはピッタリです。
また、シリーズの中にはプログラミングもできるキットもありますので、小学生のお子様が興味があるなら是非挑戦させてみてもいいかもしれません。
プログラミングをやる上で電気回路の知識は必要不可欠です。
小学生高学年のお子様であれば、今後のステップアップとして経験できると大きく役立つと思います。
遊んでいるうちに、「電気ってこんなに面白いんだ」と興味を持ってくれると思います。
是非、電気の知識を養ってあげてみて下さい。
おもちゃの次は小学生向けプログラミングスクールがおすすめ
小学生向けプログラミングスクールもおもちゃやゲーム、ロボットなどで学習できるのでおすすめです。
スクールだとコミュニケーションを取りながら学べるので、きっとプログラミングに興味をもってくれるはずです。
※おすすめスクール情報については下記の記事をご覧ください。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回は、小学生向けとして低学年、高学年のお子さまにおすすめなおもちゃをご紹介いたしました。
学校教育でもプログラミングを学べますが、時間も限られているため、普段からおもちゃを通してプログラミングを触れられることをおすすめします。
今ではいろいろな種類のおもちゃがありますので、是非お子様にあったおもちゃを選んであげ、プログラミングに触れる機会を作ってあげて下さい。