「無料系のプログラミングスクールってどうして無料なの?」
無料系プログラミングスクールに興味はあるが、無料であることに疑問を持ってはいませんか?
有料のプログラミングスクールが多い中で、無料なのは逆に不安になるかもしれません。
たしかに無料系プログラミングスクールは有料にはないデメリットがありますが、タダで学習できるのは大きなメリットです。
本記事では、これからスクールを検討していく人向けに無料系プログラミングスクールの実態について説明していきます。
目次
無料系プログラミングスクールはなぜ無料?
無料で学習できるしくみ
無料系プログラミングスクールはなぜ無料かというと、スクール側は受講生を紹介する提携先企業から報酬を得ており、受講生側も紹介された企業への就職を前提としているため、無料で学習できるようになっています。
就職支援がプログラミング学習とセットとなっているのでメリットとも言えますが、ある程度紹介される企業は限られるわけですから自分が期待していた企業には就職できない可能性はあります。
どういう企業に紹介されるの?
スクールによって紹介される企業は様々ですので一概には言えませんが、注意したいのがいわゆるSES企業への就職です。
SES(システムエンジニアリングサービス)とはソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約です。
SES(System Engineering Service)とは?
SES絡みの案件は、スキルがあまりつかなかったり、残業が多かったりしてあまりいい口コミはありません。
最悪の場合仕事になじめず、すぐに辞めてしまうこともあるようです。
もちろんすべてのSES案件がブラックというわけではなく、そうした案件を経験してステップアップしていくエンジニアもいます。
いずれにせよ、なるべくいい企業に就職できるようスクール受講時にしっかり勉強しておくことが大事です。
結局有料プログラミングスクールのほうがいいの?
有料プログラミングスクールのほうがいろんな学習言語を学べて、多様なカリキュラム(チーム開発など)があります。
就職支援に関しても、SESではなく自社開発系などの優良企業へたくさん送りこんでいるスクールもあります。
ブラック企業を避けたい!という人は有料プログラミングスクールがよいでしょう。
基本的には有料プログラミングスクールのほうをおすすめしますが、授業が高いというのがデメリットで、高いスクールだと50万以上するところもあります。
有料プログラミングスクールを選ぶとしても、授業料に幅があるので、しっかり比較検討して選ぶようにしましょう。
無料系プログラミングスクールの選び方・注意点
応募条件
無料系プログラミングスクールは企業に紹介するという性質上、募集者に対して年齢制限があり、30代で応募できるところが少なくなってます。
その他では、職務経歴などでも条件があるところもあります。
ただ30代以上だからといって未経験からIT業界への転職はできないというわけではありませんので、無料ではなく有料スクールを検討するようにしましょう。
カリキュラム
無料系プログラミングスクールと言えど、エンジニアとして長く活躍していきたいならカリキュラムがしっかりしているところを選びましょう。
無料スクールでは、求人数・案件数の多いJavaを扱ったカリキュラムを採用しているところが多いです。
Javaエンジニア以外にもITエンジニアには種類が多いので、ご自身がどういうキャリアを目指すのかよく検討した上で通いましょう。
おすすめの無料系プログラミングスクール
就職実績があり、カリキュラムもしっかりしている無料系プログラミングスクールとしては以下がおすすめです。
・ポテパンキャンプ
・GeekJob
・エンジニアカレッジ
それぞれの詳しいレビューについては下記の記事をご覧ください。
※就職支援に定評のあるスクール(有料含む)
インフラエンジニア向けITスクールもある
プログラミングを学習してみたけど自分には無理そう、プログラミングに興味はないがIT業界には入りたい、という人はインフラエンジニア向けITスクールも検討しましょう。
インフラエンジニアも専門性が高く、長く働ける職種です。
おすすめのインフラエンジニア向けITスクールについては下記の記事をご覧ください。
まとめ
無料系プログラミングスクールはなぜ無料なのかについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
無料スクールは学習内容や紹介先企業において制限がありますが、お金はないがどうしてもITエンジニアとしての一歩を踏み出したい人にとっては悪くない選択肢です。
プログラミングは専門性が高いスキルなので、何か一生のスキルを身につけたいという人はぜひ検討してみてください。