『プログラミングスクールに行ってみたいけど、高額なところが結構多いな・・・・・・それならまず独学でやってみるか』
プログラミングを学びたい人は、そういう風に考えてまず独学をしようと思う人が多いのではないかと思います。
そこで今回は、独学する場合の勉強の流れと、挫折しにくくなると思われる注意点についてまとめてみました。
目次
プログラミングの挫折率は高い?
プログラミングスクールとして有名な侍エンジニア塾がアンケート調査したところ、プログラミング学習経験がある人のうち約9割もの人がなんらかの挫折経験があるという結果となりました。
参考:侍エンジニア塾「【挫折率90%】プログラミング学習に失敗する原因と正しい学習ステップ」
さらにその内訳を見ると、挫折した人の約6割が独学者であることが判明しました。
この結果だけ見ても、プログラミングの独学がいかに大変なのかわかるのではないでしょうか。
プログラミング学習で挫折しないための勉強法
本章では、プログラミング学習で挫折しないための勉強法について説明していきます。
環境構築なし学習サイトで慣れる
プログラミングの独学の最初でまず気をつけなければならないことは、いきなり挫折しないこと。
参考書や学習サイトの冒頭では、まずプログラムについて学ぶための準備が必要と書かれていることがあります。
その準備とは、PCでコードを書くためのエディタソフトや、学習しようとしている言語に必要なものをインストールするといった内容になります(この作業を「環境構築」といいます)
そんな難しくなさそうに思えるかもしれませんが、これが挫折注意ポイント。
学ぶ言語によってインストールするものが違うことは、よくあります。
また、インストールするソフトのバージョンが参考書と異なったりすると、それだけで参考書の説明と実際の作業に食い違いが起こり、初心者を迷わせることもしばしば。
ですので、まず環境構築は行わずに勉強を始められる学習サイトを選びましょう。
下記の記事に、環境構築なしの学習サイトがまとめてあります。
必ずコードを書く
プログラミングを学ぶ時、最初のうちは特に、必ずキーボードで全てのコードを1文字1文字入力するようにしましょう。
コードを実際に書くことで、よく使うコードは体に染み付いていき、いちいち調べなくても書けるようになっていきます。
(ただし、全てのコードを覚える必要はありません)
本を読むだけでコードを書く努力をしないといつまで経っても身につかず、結局「全然覚えられない」という気持ちになって挫折してしまいますので、とにかく最初のうちは時間をかけて何回もコードを書いて覚えましょう。
また、コードを書くと入力ミスでエラーが出ることもありますが、わずかなミスでエラーが出ることを知ることができ、良い勉強になります。
それにタイピングの練習にもなり、コードを入力するだけタイピングが速くなっていくことでしょう。
※タイピングに慣れていない人は、下記の記事に練習サイトなどを載せてありますので、良ければご覧ください。
全部理解しようと思わない
勉強し始めると感じるかと思いますが、プログラミングは、学ぶことが非常に多いです。
ですから、それを最初から全て理解し、覚えようとしないでください。ほぼ間違いなく挫折します。
では、どうやって学んでいけばよいか。
先程書いた通り、コードを書いていると、よく使う基本的なところは自然と身に付いていきます。
ただ、それ以外のところは、ひとまずコードを書いて内容を読んだら、理解できなくても先に進んでしまいましょう。
そのうち、また同じ内容が出てきたり、一通り終わらせた後の復習で学び直したりすると、前回よりも理解が進むハズです。
ちなみに、ここでも完全に理解し、覚える必要はありません。
プログラマーとして働いている人だって、全てを覚えているわけではありません。
たまに出てくるような内容は「アレ、どうだったっけかな?」という感じで、出てきた時に調べて使うことが多いと思います。
それと同じように「何となく知っていて、調べればわかる」というところを目指してください。
環境構築をやってみる
最初にパスした環境構築ですが、徐々に慣れてきたら、ぜひ挑戦してみましょう。
実際の開発では、PCに環境を構築してプログラミングを行いますので、いつまでも環境構築をしないというわけにはいきません。
ただ、やってみると、コードの入力ミスの時のようなわかりやすいエラーではなく、今まで見たこともないエラーが多発するということも出てきます。
そんな時は、そのエラーをとにかくGoogleに貼り付けて、検索してみましょう。
あなたと同じエラーに遭遇した人が、どのように対応したかを日本語の記事で投稿してくれているかもしれません。
それでもダメな時は、エラーの一部を貼り付け直して検索してみるなど、いろいろ試してみましょう。
Googleで調べる際に大切なことは「あきらめないこと」です。
どうしても開発環境がうまく構築できないという人はすぐに利用できるクラウド開発環境を利用するという手もあります。
有名なクラウド開発環境としてはGoogleが提供している「Cloud9」があるのでぜひチェックしてみてください。
何でもいいので1から作る
学習サイトで勉強を進め、環境構築も何とか終わらせたら、何か1から作ってみましょう。
プログラミングを学んでも何も作れないままだと挫折感を味わってモチベーションが下がり、そのまま学習を止めてしまうケースが多いです。
別に作りたいものがない場合は、学習サイトで見たものを少し変える(レイアウトを変える、文章を追加する、画像を入れてみるなど)だけでもOKです。
今までの良い復習にもなりますし、学習サイトでコードを書いた場合と自分のPCでコードを書く場合ではいろいろ違いますから、その点でもいい勉強になると思います。
また、IT業界に未経験から転職するにあたってはポートフォリオ作成が重要となり、ポートフォリオはエンジニアとしてのスキルの証明となります。
以下の記事にて作成のポイントを紹介しているのでぜひ合わせてご覧ください。
独学に限界を感じたらプログラミングスクールを検討しよう
ここまで独学での勉強法と注意点について書いてきましたが、どんなに優秀で勉強熱心な方でもやはり一人で勉強することが難しくなる場合があります。
1つのエラーを調べるのに書店に行ったり、インターネットで調べたりしますし、ものによっては英語のサイトで調べる必要も出てきます。
働きながらだとあまり勉強に時間は割けませんから、1つ1つに時間がかかってしまうと途中で勉強を断念される方も多いです。
せっかくプログラミングを学ぶ意欲があるのに途中で止めてしまうのはとても残念なことですよね。
ですので、独学に限界を感じたらプログラミングスクールの受講をおすすめします。
スクールに行けば、わからないことがあった時にすぐ講師に質問できますし、受講生独自のアプリやサイトを完成させるまでサポートしてくれるので、学習を形にできる可能性が高まります。
とりあえず独学でやっていく予定の人もスクールの無料体験や無料相談を利用して、プログラミングを体験したり、いろんな質問を講師にぶつけたりすることをしてみましょう。
以下の記事にて入門者におすすめのスクールを紹介しているので興味があったらご覧ください。
※コスパに優れたオンラインスクール
※就職支援に強いスクール
まとめ
独学の注意点について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
プログラミングの独学は挫折してしまうポイントがたくさんあることがおわかりいただけたかと思います。
独学が難しいなと感じても、知り合いのエンジニアに教わったり、スクールに通ったりすればしっかりスキルが身に付く可能性が高くなります。
1人で悩まずにプログラミングスクールの無料体験や無料相談を積極的に利用することも検討しましょう。
※当サイトではプログラミングの勉強の相談をしております。
勉強の悩みはもちろんその他のことでもお気軽にお問い合わせください。