*本記事は元ネットワークエンジニアCCNA資格取得のメンバー監修となります*
インフラエンジニアは他業種出身の実務未経験でも転職することは可能であり、高収入を得られる可能性があるので、IT業界に入りたい方にはおすすめの職種です。
近年では、様々な業界でWebサービスが普及していますので、インフラエンジニアの需要も高まっています。
しかし、インフラエンジニアに興味はあっても、その仕事内容や職種についてよくわからないと悩んでいませんか?
そんな方のために本記事では、
・インフラエンジニアとは?
・インフラエンジニアの職種や仕事内容
・未経験からインフラエンジニアになるには?
目次
インフラエンジニアとはどんな仕事かわかりやすく紹介
インフラエンジニアは様々なWebサービスが中断されることなく安定的にユーザーに提供されるようにネットワークやサーバーなどの設計構築、運用保守を行っています。
例えば、皆さんも家のインターネットが突然接続されなかった経験をお持ちだと思います。そんな時にインフラエンジニアがインターネット接続を回復させるために障害対応を行っているのです。
上記の例は業務的には運用保守の仕事となりますが、それ以外には設計構築があります。
設計構築業務では、インターネット接続障害が発生しないように、Webサービスをより安定的に提供できるようにインターネット設備を増強したりしています。
今後はいろんなWebサービスが増えていきますし、Webサービス自体がより社会に必要不可欠な存在となっていくでしょう。
代表的な企業としては、アマゾンや楽天、yahooなどがあります。
インフラエンジニアの価値や需要は今後ますます高まってはずです。Webサービスがなくならない限り、インフラエンジニアの需要もなくなることはないでしょう。
インフラエンジニアの職種や仕事内容
インフラエンジニアには様々な職種があり仕事内容が異なります。本章では、職種ごとにその仕事内容を紹介していきます。
職種を分けているものの、実際の現場では、職種をまたいで複数の領域の業務を行っていること多いです。
それぞれ密接に関連していますから、インフラエンジニアとしてそれぞれの分野の基礎的な理解は必要があるでしょう。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、サーバー機器を増強したり、メンテナンスしたりする構築運用を主に業務として行っています。
webサービスには様々あり、身近な例としては、webサイト、メール、個人情報の管理、クラウド上でのアプリケーションの利用などがあります。こうしたサービスを利用するためにはサーバーを用意することが必要です。
サーバーには様々な種類があり、それぞれ専門的な知識が必要となります。以下は代表的なサーバーの例です。
・webサーバー
・メールサーバー
・ファイルサーバー
・セキュリティサーバー
・クラウドサーバー
個々のサーバーの説明については長くなるので割愛しますが、サーバーエンジニアとしてやっていくためには、web閲覧、メール送受信、個人情報が漏れないためのセキュリティなどが、サーバー内部でどのような処理が行われているのか理解していく必要があります。
サーバーはLinuxというwindowsとは異なるOSで動作しているものが多いのでOSの知識も習得していかなければなりません。
サーバーエンジニアはこうしたサーバーやOSの知識を身につけて、エンドユーザーがより質の高いwebサービスを受けれるようにサーバーの構築やサーバー機器の増強をしたり、障害でwebサービスが提供できなくなった時に対応したりします。
近年、様々なwebサービスが増えており、スキルのあるサーバーエンジニアの需要は高まっていくはずです。最近のトレンドとして、データーのクラウド化や個人情報のセキュリティ対策などが重要性を増してきてますから、セキュリティやクラウド関連にスキルのあるサーバーエンジニアは重宝されるでしょう。
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ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアはネットワークの設計構築といった上流の仕事から運用保守を主な業務としています。それぞれの業務を簡単に説明していきます。
・ネットワーク設計
クライアントの要望をヒアリングし、ネットワーク構成からネットワーク機器の選定、構築後の運用保守まで計画を立てます。
・ネットワーク構築
ネットワーク設計時の計画を元に、ネットワーク機器の検証をした上で実際のネットワーク設備の中に導入し、各種ネットワークの設定をしていきます。
・ネットワーク運用保守
ネットワーク構築後に、ネットワーク構成が変化したり、各種設定変更が必要となったりした時に設定の変更作業を行います。また、監視業務や障害発生時の対応、故障機器の交換対応などもします。ネットワークエンジニアに未経験として転職した場合は、この運用保守業務を任されることが多いです。
インターネットサービスがある限り、ネットワークエンジニアは社会にとってなくてはならない存在です。ネットワークエンジニアとして高いスキルを身につければ転職に困ることはないでしょう。
ストレージエンジニア
ストレージエンジニアはストレージ(データベース)の構築から運用保守を主な業務としている職種であり、近年はストレージエンジニアの価値が上がっています。
ストレージエンジニアの需要が高まってきている理由はいろいろとありますが、1つにはビッグデータの管理が重要となっていることがあげられます。
ビッグデータとは大容量のデータのことを意味します。近年、企業ではビッグデータをリアルタイムで効率的にかつ高速に処理しなければならないケースが増えてきているのです。
例えば、アマゾンを利用したことがある人なら「おすすめ商品」が表示されるのを見たことがあると思います。「おすすめ商品」はアマゾンにアクセスした人の購入履歴や商品の閲覧履歴の傾向を元に表示されています。これはビッグデータを管理することで実現できているのです。
上記の例以外にもビッグデータを利用したサービスたくさんあり、今後も増えていくことは間違いありませんから、今後ストレージエンジニアの市場価値はますます高まっていくでしょう。
インフラエンジニアはプログラミングは使用するのか?
使用する技術にもよりますが、基本的にプログラミングを使う機会はあまりないです。
どちらかというとこれまで説明してきたネットワークやサーバーの仕組みや機器の設定方法などへの深い理解が求められます。
実務未経験からインフラエンジニアに転職するためには資格が有効?
実務未経験からインフラエンジニアとして転職する方法は、スクールに通い資格を取得するか、未経験でも受け入れてくれて、仕事をしながらスキルアップや資格取得することができる企業に転職するといったことが考えられます。
未経験がインフラエンジニアになるために有効な資格は主に以下の2つです。
CCNA(シスコ技術者認定)
CCNAはネットワーク機器のルーターで世界有数のシェアを誇るシスコ社が主催している資格で、自社のルーターの操作方法だけでなく、ネットワークの知識全般を問うています。
CCNAを取得することでネットワークについて基礎知識を習得していることを証明できます。
LinuC(Linux技術者認定)
LinuC(リナック)は、サーバー機器のOSとして使用されていることの多いLinuxを元にネットワーク・サーバーの構築運用するための知識を問う資格です。
LinuCの勉強をすれば、Linuxの基本的なコマンドを習得することができるでしょう。
サーバーエンジニアを目指している人は特に取得しておくことが望ましいです。
CCNAは未経験からの転職におすすめ
どちらも実務で役立つ資格ですが、転職のためとなると、CCNAのほうが威力を発揮します。転職サイトでCCNAというワードで検索すればたくさんの求人が出てきますし、実際IT企業でもCCNAを取らせることが多いです。
CCNAは非常に実務的な試験であり、その内容に実技試験を含むので、インフラエンジニアの現場を知らない未経験者にとって独学は難しい資格です。
ただし、受験料も39,000円(税別)と高額なので気軽に何回も受けれるものではありません。
スクールに通うこともおすすめ
時間とお金を無駄にしないためにも、スクールに通うことをおすすめします。スクールならば、わからないことは質問できますし、最新の試験情報も手に入れることができます。
CCNAを転職前に取得したいが、どうしてもスクールに通うお金がないという方は、無料でCCNAの対策講座を受講できて、受講後就職支援までしてくれるネットビジョンアカデミーというスクールもおすすめです。
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まとめ
実務未経験からインフラエンジニアに転職するためには資格が有効ですが、ITスクールに通ってネットワーク・サーバーの基礎知識を身につけることもおすすめです。
無料で行けて、就職支援も受けれるスクールも多いのでぜひチェックしてみましょう。