文系出身ではあるものの、プログラミングを学びIT業界への就職転職を目指している人は多いのではないでしょうか。
プログラミングは専門性が高く、稼げるスキルですし、職種にはプログラマーだけでなくプロジェクトマネージャーやコンサルもあり、プログラミング以外にも様々なスキルを活かせるので、大変魅力ある分野です。
現にIT業界には文系出身のエンジニアは多いです。
ただ、プログラミングを勉強したことがない、勉強する環境が周囲にない、という人はどうやって勉強したらよいかわからないかもしれません。
また、とりあえず資格の勉強をしようという人も少なくないでしょう。
そこで本記事では文系の方がプログラミングを学ぶにあたっておすすめのプログラミング資格の紹介をするとともに、IT業界に入る方法について解説していきます。
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目次
そもそも文系がプログラミングを習得できるの?
プログラミングというと理系のイメージがありますが、IT人材白書2017を見ると、全体の30.6%が文系出身です。
参考:IT人材白書2017
文系でもプログラミングの習得ができますし、上記の数字にもあらわれている通りIT業界において多くの文系出身者が活躍しています。
後述するようにプログラミングの本や学習サイト、スクールなど学ぶ方法はたくさんあり、学習障壁もなくなってきているので、学校でプログラミングの授業がない文系の方でも学びやすくなっているのです。
文系におすすめのプログラミング資格
本章では文系の方におすすめのプログラミング資格を紹介していきます。
いずれも初心者向けで、かつ認知度も高いので、就職転職に役立つはずです。
プログラミング国家資格
プログラミング資格は国家資格とベンダー試験に分かれますが、文系の方でプログラミングが完全初学者だという場合は、基礎を体系的に学べる国家資格の勉強から始めることをおすすめします。
それから個別スキル習得のためにベンダー試験を受けていったほうがよいです。
ITパスポート
試験時間 | 120分 |
受験日程 | 随時 |
問題形式 | 選択式 |
難易度 | やや易 |
ITパスポートは国家資格である情報処理技術者試験の中でもこれからIT業界を目指す人向けに作られた資格です。
ITに関する幅広い知識を問うているためIT関連の知識がない方は受けておきたい資格です。
ただし、ITパスポートではプログラミングに関して深い知識や理解は問われないため、プログラマーへの就職転職にはあまり役立ちません。
次に紹介する基本情報技術者試験の前に力試しで受けたり、仕事でパソコンを使う人がIT関連の知識を身につけたりする場合にはITパスポートの受験がおすすめです。
基本情報技術者試験
試験時間 | 午前(150分)・午後(150分) |
受験日程 | 4月・10月 |
問題形式 | 選択式 |
難易度 | 普通 |
基本情報技術者試験はITパスポートの上位に位置づけられる国家資格であり、より広い範囲の知識と深い理解が問われます。
具体的には、コンピューターの仕組みからソフトウェア、ネットワーク、セキュリティといったように、幅広い分野が試験範囲です。
基本情報技術者試験は、午後試験にプログラミング言語の問題があるので、プログラマーを目指す人がプログラミングの習熟度を証明できます。
未経験の人が就職転職するにあたっては基本情報技術者試験を取得しておけばかなりのアピールとなるでしょう。
プログラミング言語別の資格取得
ここまでITパスポートと基本情報技術者試験を紹介してきましたが、プログラミング言語別の資格取得もおすすめです。
プログラミング言語別の資格では、言語の深い理解が得られ、実務寄りの知識が身につけることができます。
エンジニアとしてのキャリアの方向性が決まっているならITパスポートや基本情報技術者試験ではなくプログラミング言語別の資格取得を検討してみましょう。
ただし、内容がかなり専門的なので、プログラミングを触ったことのない文系の方は学習に苦労するかもしれませんので、学習方法は工夫するようにしたいところです。
Java SE8
Java SE8はJava開発元であるオラクル社が主催しているJavaに特化したベンダー試験です。
Javaは言語の中でも一番求人数が多いので、文系の未経験から転職したい場合におすすめの学習言語です。
Java SE8の学習を通して、Javaとオブジェクト指向の基礎を体系的に学べます。
Ruby技術者認定試験
Rubyは人気のWeb系言語の1つです。
日本で開発されたということもあって日本語ドキュメントが充実しており、文系の人でも学習難易度が低めです。
Ruby技術者認定試験は、Rubyに関する数少ない資格となりますので、Rubyを学習したい人はぜひ取得を検討してみてください。
Web制作向け資格
プログラミング系とはちょっと分野が異なりますがWeb制作向け資格もあります。
Web制作からWeb系エンジニアになる人もいますので、まずはWeb制作からキャリアをスタートさせるのもおすすめです。
Webクリエイター能力認定試験
HTML/CSSが中心の試験内容のベンダー資格です。
HTML/CSSコーディングの知識が身に付きますので、Web制作の基本的な素養を身につけることができます。
試験はスタンダードとエキスパートの2種類あり、いずれも知識問題と実技試験があります。
ウェブデザイン技能検定
こちらもHTML/CSSが中心の国家資格です。
Webに関して体系的に出題されるので、Web周りの仕事をする人にはおすすめです。
1級から3級まであり、年4回開催されてます。
【番外編】インフラエンジニア向け資格
ITエンジニアは興味あるがプログラミングにはどうも興味を持てないという文系の方はインフラエンジニア向け資格の取得もおすすめです。
インフラエンジニアは同じITエンジニアですが、主にネットワークやサーバーの機器を扱う仕事で、プログラミングをする機会はあまりありません。
プログラミングは苦手という文系の方はぜひインフラエンジニアという仕事もチェックしてみましょう。
インフラエンジニア向けの資格としては、CCNAとLinuCが有名です
CCNA
ネットワーク製品でシェアを誇るシスコ社が主催している試験です。
シスコ製品の知識を問う試験ではありますが、ネットワークの基礎知識全般も試験範囲なので、これからネットワークエンジニアを目指す人はぜひ受けておきたいところです。
LinuC
Linuxに関して仕組みやコマンドなどを体系的に問う試験です。
サーバーはLinuxのシェアがかなりあるので、サーバーエンジニアを目指すならLinuxは避けて通れません。
なお、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアは同じインフラエンジニアとしてくくられることが多く、両方の役割を任される現場も少なくないです。
【文系向け】プログラミング資格は国家資格 or ベンダー資格どっちを取るべき?
プログラミング資格は国家資格とベンダー資格に分かれます。
国家資格の代表としては基本情報技術者やITパスポートなどが有名です。
基本情報技術者やITパスポートなどはITスキル全般にわたって学習範囲があり、これからIT業界を目指す人向けと言えます。
プログラミング国家資格の中にも情報セキュリティスペシャリストやネットワークスペシャリストのように個々の分野に特化した試験がありますが、難易度が高く、ある程度実務経験がある人向けです。
対して、ベンダー試験は個別スキルに特化した内容の試験が多くなってます。
例えば、JAVAに特化した「JAVA SE8」やRubyに特化した「Ruby技術者認定試験」などが有名です。
それぞれ特定のスキルを集中的に学ぶので、より実践的なスキルを身につけることができます。
ただし、特定の言語だけを勉強してITの基礎がわからないと後々苦労するので注意が必要です。
ITスキル全般をとりあえず身につけたいなら国家資格、特定のスキル習得をする必要に迫られているならベンダー試験のほうがおすすめです。
文系の方の中にはITスキルに関して授業などでまったく習ったことがない人もいるでしょうからその場合はITパスポート程度の基礎は体系的に学んでおいたほうがいいです。
文系の人がプログラミングの副業をするのに資格は必要?
本業としてではなく、副業をするためにプログラミングをしたいという人は少なくないのではないでしょうか。
プログラミング副業自体は可能で、クラウドソーシングサイトなどでもシステム開発の案件は少なくありません。
ただ、そういった案件を取って仕事を完了させるのは、実務経験がないと難しいと思います。
プログラミング副業を未経験からしたいならWeb制作(ホームページやランディングページ制作)がおすすめです。
Web制作なら未経験でも仕事を取りやすく、HTML/CSSなどの学習難易度も比較的やさしいからです。
プログラミングを副業のために学習したいという人はWeb制作周りのスキルの習得を目指してみましょう。
【文系向け】資格以外のプログラミングの勉強方法
ここまでプログラミング資格を紹介してきましたが、資格取得ばかりが勉強方法でなく、転職するにあたっても資格以外にも有効な選択肢がありますので説明していきます。
市販のプログラミング本で勉強
プログラミング資格の勉強はITの知識をまんべんなく学べるメリットがありますが、座学が中心で実際にコードを書いてみるなど手を動かす機会が少ないです。
市販のプログラミング本の中には、実際に簡単なアプリを作りながら学ぶ形式の入門書が増えてきているので、そうした本で学んでいくこともおすすめです。
無料学習サイト
プログラミングを無料で学習サイトがいくつかあります。
代表的なサイトとしては、Progateとドットインストールが有名で、様々な言語に対応しています。
有料プランにしても書籍より安いのでコスパが大変よいです。
プログラミングスクール受講
プログラミングスクールのメリット
プログラミングに特化したスクールがあることをご存じでしょうか。
近年プログラミングスクールは人気を集めており、様々なスクールがプログラミング講座を提供しています。
文系の人がプログラミングスクールを受講するメリットは以下の通りです。
- 現役エンジニア講師のマンツーマン指導を受けられる
- プログラミングの課題をこなしながら着実にスキルが身につく
- アプリやサイトを制作するのでポートフォリオ(成果物)作成という実績を作れる
- スクールの就職転職支援を受けれて未経験からIT業界に入りやすくなる
- 高単価を稼ぐフリーランスエンジニアへの近道となる
文系の人でもスクールに通えば実務に通用するプログラミングスキルをしっかり身につけることができ、就職転職もスクールが支援して優良な案件を紹介してくれるので、メリットは大きいです。
なにより講師の方が現役のエンジニアなので、IT業界のことを詳しく教えてくれるので、文系からエンジニアを目指す人にとってはぜひいろいろ質問して業界のリアルな事情を知っておいたほうがよいでしょう。
プログラミングスクールの無料体験
各プログラミングスクールでは無料体験を実施していますので、受講する予定がなくても受けてみることをおすすめします。
文系の人だと実際にコーディングするのが苦手という場合があるかもしれませんが、無料体験では講師の直接指導の元でアプリやサイトを作ったりしますので、プログラミング入門としても大変有意義です。
おすすめは1週間の体験期間があるTechAcademyで、プログラミングをまったく学習したことのないような文系の方でも丁寧にプログラミング体験ができるような内容となってますので、ぜひチェックしてみてください。
無料体験の内容
1週間の体験期間
HTML/CSS・PHPの入門を学習可能
現役エンジニアのメンターが付きながら課題
メンターとのビデオチャットが可能
TechAcademy==>>[無料体験あり]TechAcademy公式ページへ
プログラミングスクールのおすすめは?
プログラミングスクールは料金やサポート体制、カリキュラム面で様々な違いがあります。
自分に合ったスクールを見つけるためにもいろんなスクールを比較検討して選びましょう。
当サイトでは様々な切り口でスクールを紹介しているのでぜひ他の記事もご覧ください。
※無料系スクール
※コスパに優れたオンラインスクール
※就職支援に強いスクール
【まとめ】資格を取得して転職活動をスムーズに進めよう!
ここまで文系向けのプログラミング資格を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
資格取得を通して、文系でもIT知識が身につき、就職転職に役立てることができます。
IT業界の現場では文系出身の人が多く活躍しているので、文系だからといってプログラミング学習を諦めないようにしましょう。
独学が難しく感じた場合や、資格取得しても希望通りの就職転職が難しい場合には、プログラミングスクールを受講し、実務に通用するプログラミングスキルを身につけ、スクールの就職支援を利用することをおすすめします。