これからインフラエンジニアになりたい人やなりたての人にとってはどんなツールを使うのか気になるところかもしれません。
ツールを知っておくことで、仕事に活かせますし、インフラエンジニアの仕事のイメージもわきやすいと思います。
本記事では、インフラエンジニアに必須のツールから便利ツール、勉強向けツールまで紹介していきます。
目次
インフラエンジニア向けツール
本章では、インフラエンジニア向けのおすすめツールを紹介していきます。
Teraterm
Teratermは、インフラエンジニアにとって必須と言ってもいいターミナルツールで、シリアルポートにつながっている機器にtelnetやSSHなどによってリモートから操作したい時に利用されます。
例えば、インフラエンジニアなり立てで運用監視業務をする場合、インフラ機器にリモートからログインし、コマンド打って正常性を確認する時などにTeratermをよく使います。
フリーソフトですので、ダウンロードして基本的な操作くらいは覚えておいて損はありません。
ExPing
ExPingは、GUI上からPingコマンドを実行できるツールです(tracerouteも実行可能)。
Pingを連続で打つことが可能であり、インフラ機器の正常性をチェックできるので、ネットワーク監視業務においてよく使われます。
ExPingを現場で使うかどうかに関わらず、Pingコマンドはインフラエンジニアとして知っておくべきコマンドなので、ExPingを使ってみることをおすすめします。
3CDaemon
3CDaemonは、TFTPサーバやTFTPクライアント、FTPサーバ、Syslogサーバなど複数の機能を備えたインフラエンジニア向けツールです。
※HPが3Comを買収したということもあって、現在、3CDaemonは公式サイトからダウンロードできないですのでご注意ください。
特にサーバとパソコンとの間でファイルのやり取りを行うFTPサーバに関しては、現場でもよく使われますので、FTPサーバとしての使い方くらいは覚えておいたほうがいいです。
Wireshark
Wiresharkは、ネットワークインターフェース上に流れるパケットを解析するインフラエンジニア向けツールです。
ネットワークエンジニアの運用監視業務にて、ネットワーク上に何らかの障害が発生した場合などにその原因調査で使用されることが多いです。
仕事で使うだけでなく、ネットワークやサーバーの仕組みを学習する上でも、Wiresharkを使えばプロトコルに関して深く理解することができるでしょう。
GNS3
GNS3は、ネットワーク機器の動作をシミュレーションできるインフラエンジニア向けツールです。
例えば、現場で実機を導入する前の動作確認したい場合などに有効と言えます。
一般的には、CCNAなどシスコ主催のシスコ技術者認定試験の対策で利用する人が多いです。
シスコのルーターを自前で買って、自宅に設置するのはコスト的にもスペース的にも大変ですが、GNS3を使えばパソコン上にてルーターの勉強ができて便利です。
インフラエンジニアになるには?
本章では、インフラエンジニアになるには何が必要か説明していきます。
ネットワーク・サーバーの基礎を身につける
インフラエンジニアになるにはネットワーク・サーバーの基礎を身につけることが必要です。
ルーターやLinuxのコマンドを覚えることも大事ですが、インフラエンジニアとして長くキャリアを築いていくにはネットワーク・サーバーの仕組みを深く理解しておくことが求められます。
インフラエンジニア向けの入門書としては、「インフラエンジニアの教科書」がおすすめで、業務内容やインフラの基礎・実践など現場に必要とされる知識を幅広く説明してます。
インフラエンジニアの教科書読んだ!1はインフラエンジニアとして必要な基礎知識、2はより幅広い内容で、インフラ専門じゃなくてもクラウド扱ったりするなら知っておきたい内容だと思った✍🏻1は特にハードの写真が多いのがよかった!どちらも知識に紐づけて実務にも言及されてるからすごい勉強になった pic.twitter.com/VQL9eq8Bd3
— Yui🍎 (@MayForBlue) January 4, 2020
また、インフラエンジニア向けの学習サイトもたくさんありますので、入門書と合わせてチェックしておきましょう。
インフラエンジニア向け資格を取得する
未経験からインフラエンジニアになるには、IT資格の取得も有効で、特に評価されやすいのは、CCNAやLinuCです。
いずれも実務寄りの知識が身に付きますので転職活動前に取得しておくことをおすすめします。
【まとめ】インフラエンジニア向けツールに習熟してスキルアップしよう!
インフラエンジニアの定番ツールについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
これからインフラエンジニアを目指す方やなりたての方はぜひ参考としてください。