web系のエンジニアを目指すためにPHPの資格取得を検討している人は多いのではないでしょうか。
PHPは数あるプログラミング言語の中でもプログラミング初心者でも学習難易度が高くなく、需要もあるため、未経験者におすすめです。
本記事では、PHP資格の概要や難易度、メリットを知りたいという人のために資格の紹介と、IT業界未経験者が資格取得によって転職できるのかについて解説していきたいと思います。
目次
PHPとは?

言語の特徴
PHPの特徴として、HTMLと組み合わせがしやすく、いろんな機能を持ち合わせたWebサイトを作りやすいという点があります。
PHPの最大の特徴は、PHPファイルに、HTMLを混在させられることです。ひとつのPHPファイルに、プログラムであるPHPの部分と、そのままブラウザに出力されるHTMLの部分を混在させることができます。
参考:フリーランスの道しるべ
ブログのCMSとして有名なWordpressもPHPによって作られています。
このため、PHPという言語は、Web制作を始め、様々なWeb系の開発現場において採用されており、需要が高いです。
最初の学習言語としてはどうか?
PHPは初学者でも文法の構造がわかりやすいため、最初の言語としても適しています。
簡単である理由として以下の点を挙げることができます。
・変数の型を意識しなくてよい
・配列の定義が簡単
・標準ライブラリの充実
・インタプリタ言語であること(コンパイルの必要がない)
参考:PHPはなぜ簡単といわれるのか?
他の言語でつまづきがちなポイントがPHPには少ないです。
PHPに関する書籍が充実しているという点をみても初学者には学習しやすい環境ができてます。
他の言語で挫折してしまったという人はぜひPHPを学んでみてください。
未経験からの転職には有利となる?
前述の通り、PHPスキルはWeb業界の標準言語の1つであるため需要は高く、転職には有利です。
Webアプリの開発やWeb制作関連の案件は豊富にあるため、未経験者でも転職できる余地は十分あります。
PHP技術者認定試験とは?
PHP技術者認定試験は、「一般社団法人 PHP技術者認定機構」という団体が主催しており、2011年から始まった比較的新しい資格試験です。
試験はどのような種類がある?
ここでは、PHP技術者認定試験の種類について説明していきます。
試験概要
初級 | 上級 | |
問題数 | 40問 | 60問 |
試験時間 | 1時間 | 2時間 |
合格ライン | 70% | 70% |
受験料 | 12,000円 | 15,000円 |
試験は初級と上級に分かれており、プログラミング初心者は初級から受けることになります。
初級
PHPを学習し始めたプログラミング初心者向けに開催されている試験です。
主に学生やエンジニア1、2年目の方などを対象としているので、難易度はそれほど高くありません。
試験内容はPHPの基本的な文法や簡単なwebアプリケーション作成、オブジェクト指向への理解などが問われています。
上級
PHP上級試験はある程度実務経験のあるエンジニアを対象としています。
問われるプログラミングは実用的なテクニックを問うているので、難易度は上がり、実践的なスキルを身につけることができます。
プログラミング未経験の段階で上級試験まで取る人は稀ですし、就職・転職向けならば初級試験までで十分です。
難易度や合格率はどれくらい?
IT系の資格にはITSS(ITスキル標準)という基準があり、レベル別に難易度が定められています。
ITSSによると、初級試験はレベル1と設定されており、他の資格ではITパスポートと同じレベルです。
試験内容などは異なりますが参考としてください。
また、合格率は初級で70%ほどとなっていますので、プログラミング初心者でも参考書をよく読み、過去問で対策すれば十分受かる程度の難易度と言えます。
合格に必要な勉強時間は?
プログラミング経験の有無によって必要な勉強時間は異なりますが、30時間から100時間程度の勉強が必要です。
口コミなどでも1、2ヵ月の勉強で受かっている人が多いですので、難易度の参考としてください。
取得のメリットは?
PHP資格は実技試験もなく難易度が高いとも言えないので、仕事で通用するプログラミング技術の証明とまではいきませんが、就職・転職時に、プログラミングに関して最低限の知識のアピールができるでしょう。
また、すでにエンジニアの方は、資格取得によって社内評価を上げることができ、よりよい案件を任されたり、転職時に有利となるはずです。
PHP資格を未経験からの転職に活かすには?
PHP資格を取得し未経験からIT業界に就職する場合に、転職活動をスムーズに進めるための方法について解説していきます。
ポートフォリオ作成でアピール
学んだPHPでプログラムを組み、何か簡単なアプリでもよいのでポートフォリオ(成果物)を開発して、転職時にアピールすると面接官のウケはかなりよくなります。
実践的なプログラミングスキルを身につけていることの証明となるからです。
プログラミングスクール受講
マンツーマン指導でスキルが身につく
プログラミングスクールを卒業しているとプログラミングスキルを身につけていることをアピールしやすくなります。
たいていのスクールでは、マンツーマン指導でプログラミングを実際にコードを書きながら教えていくので、実践的なスキルを身につけることができるからです。
一人では難易度が高いポートフォリオの作成支援もあるので、未経験からの転職に大変心強いです。
「PHP資格の取得と違ってスクールはお金がかかるからちょっと・・・」という人向けには無料スクールもありますのでぜひそちらもチェックしてみてください。
就職支援を受けれる
プログラミングスクールでは就職支援があるため、独学でPHPを学んでいる人よりも転職活動をスムーズに進めることができます。
スクール独自の案件や就職先を紹介してくれるところもあり、エンジニアとしていいスタートを切ることも可能です。
PHPエンジニアになるため、どのように就職・転職活動していいかわからないという人はスクールの就職支援の利用を検討してみましょう。
PHPの無料体験レッスン
プログラミングスクールの無料体験の中でもおすすめはTechAcademyで、なんと1週間レッスンを受けることができます。
HTML/CSS、PHPに関して学べるので、これからPHPの学習を始めてみようという人に特におすすめです。
PHPを学んでどういう就職先、キャリアがあるのかについても相談してみるといいでしょう。
無料体験の内容
1週間の体験期間
HTML/CSS・PHPの入門を学習可能
現役エンジニアのメンターが付きながら課題
メンターとのビデオチャットが可能
TechAcademy==>>[無料体験あり]TechAcademy公式ページへ
※その他おすすめ無料体験情報は下記の記事をご覧ください。
PHP資格の難易度に関するリアルな口コミ・評判
PHP7技術者認定初級試験は合格できました!内容は1000点中900点でした。(700点合格ライン)
PHPを半年以上実務使ってる人は、30時間くらいの学習で取得できそう。
エンジニア界隈は、資格で優遇されることが少ないですけど、勉強の手段としてアリ。 pic.twitter.com/lxreg1aqLo— 澤村勇太 / 格闘エンジニア (@yuuta_sawamura) November 30, 2019
PHP経験者は30時間ほどの勉強時間で合格できるという口コミがありました。
逆に言うと初心者の場合はこれの2、3倍はかかる程度の難易度と考えておいたほうがよいでしょう。
PHP技術者認定試験初級に合格しました。
超初歩的な内容なので、別に受かったからどうというわけではないのですが、未経験者からすると、小さな成功体験として、素直に嬉しいです😊— アキト (@akito4220401) November 30, 2019
他の口コミを見ても初級は未経験者としても、難易度は簡単という感想が多かったです。
PHP技術者認定試験上級の勉強始めたけど、初級と比べて鬼難しい…
— おてつ (@otetsujavajava8) May 4, 2020
対して上級試験のほうは初級に比べてだいぶ難易度が高いという口コミもありました。
未経験者はとりあえず初級を取って、ポートフォリオを作成したり、スクールに通ったりして転職活動をしたほうがいいかもしれません。
またまた久しぶりに報告浮上です
現在転職するため、就職活動合わせて勉強中で
本日php技術者認定初級試験を受けてまいりました😊この後はポートフォリオを準備し
企業に対面していくつもりなので
これから作業に入ります😤#駆け出しエンジニア pic.twitter.com/JYoXKJOfIR— プログラミング学習者:愛咲あきと (@akit0ixi) October 17, 2020
ありがとうございます!
①初学言語はPHPがおすすめ。
②未経験エンジニアが就職時に自身のスキルを証明するには
1.資格
2.ポートフォリオPHPを使用しポートフォリオを作成し、資格の取得が就職への近道!
あとでPHPや資格の勉強方法等をまとめてみます!
— ななお@ハゲ出しEmperorEngineer (@0000snao) March 3, 2019
PHPはプログラミング初心者でも難易度高くなくおすすめという口コミが多いです。
また、資格取得だけでなく、ポートフォリオ作成しておくと転職活動がだいぶ楽になるという口コミも多かったです。
資格取得だけでも大変ですが、資格がある人は多いので、差をつける意味でもポートフォリオ作成は大事なことですね。
【まとめ】PHP資格取得を通して未経験からITエンジニアを目指そう!
ここまでPHP資格の概要や難易度、未経験からの転職について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
未経験からの転職にあたり、資格取得はアピールとなりますが、資格以外にもいろいろと手段があることがおわかりいただけたかと思います。
未経験からの転職は周囲にエンジニアの方などがいないと情報がなく、1人で悩むことになりがちですが、なるべくプログラミング学習方法や案件の選び方、キャリアの積み方などでアドバイスをもらいながら転職活動したほうが後々後悔することはなくなるはずです。
プログラミングスクールでは、現役エンジニアに無料相談、プログラミングの無料体験などを随時実施しているので、無料で利用できるものは利用してみましょう。
中には手厚い就職支援をしてくれるスクールも多いので転職活動に悩んでいる場合には検討してみることをおすすめします。
本記事以外にもプログラミング学習やスクールについていろんな情報をまとめていますのでぜひ参考としてください。