プログラミングには興味があるが、プログラミングがどのような意味、役割があるのか知りたいという人は少なくないのではないでしょうか。
プログラミングを経験したことがない場合、プログラミングについてイメージがしにくいですよね。
そのため、プログラミングを学ぼうにも学習するモチベーションがわかないかもしれません。また、プログラミングを学ぶ意味はないと思うようになってしまったら非常にもったいないです。
プログラミング技術は様々な分野で応用されていますので、今後より一層プログラミングを学ぶ意味やメリットは大きくなるでしょう。
プログラミングがどのように活用されているのかを知れば、プログラミングの面白さをわかるようになります。
そこで本記事では、
・プログラミングの意味
・プログラミングの歴史
・プログラミング言語の種類
以上について解説していきます。
プログラミング未経験者でもプログラミングを学んでみたくなるはずです。
目次
プログラミングの意味とは?
Wikipediaによるとプログラミングは以下のように定義付けられてます。
「コンピュータプログラムを作成することにより、人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為」とされています。
参考:Wikipedia
コンピュータが人間の考えた通りに動くために、コンピュータが理解できるプログラミング言語によって、1つ1つ順序立てて指示を与えていく必要があります。
例えば、アマゾンで何かを購入するとします。その場合、商品の検索、注文、名前や住所の登録、支払いの決済、注文などに関するメール通知、など様々な処理がプログラムによって自動化されているわけです。
注文のメール通知を見てみると、メールの件名は「ご注文の確認~」、メール本文は「お届け先」や「注文内容」、といったように決まっています。これもプログラムによって、コンピュータがする処理をあらかじめ組み立てているので実現することです。
プログラミングの歴史
プログラミングの起源は様々な説がありますが、19世紀にチャールズ・バベッジという科学者が初期の機械式計算機を発明したことからコンピュータの父と言われています。
1940年以降になって、機械語ではなくアセンブリ言語によってプログラムを動作させることができるようになりました。アセンブリ言語とは、機械語を人間でも理解しやすい形で記述されている言語のことです。
1980年代以降はC言語による開発が主流となっていきます。C言語は現在でも開発の現場で使用されていることの多く、歴史の長い言語です。
1990年代以降には、現在プログラミング業界にてよく使用されている言語が次々と開発されていきました。例えば以下の言語が有名です。プログラミング未経験の方でも聞いたことのあるではないでしょうか。
・JAVA
・Python
・PHP
・Ruby
・Swift
これらの言語の共通点としてはオブジェクト指向であるということです。
オブジェクト指向は以下のように定義されています。
互いに密接に関連するデータと手続き(処理手順)をオブジェクト(object)と呼ばれる一つのまとまりとして定義し、様々なオブジェクトを組み合わせて関連性や相互作用を記述していくことによりシステム全体を構築していく手法
参考:e-word
この定義だけ読んでもイメージしにくいので、ロールプレイングゲームを例にしてみます。そのゲームでは職業が50あり、それらの職業で共通して装備できる「Aという防具」を作るとしましょう。
もし、職業1つ1つにAという防具の装備を定義していくとした場合、職業が50もあるのでプログラミングの作業としては面倒ですし、ミスが発生する可能性も高くなります。
この場合、オブジェクト指向言語であれば、1つの職業ごとに「剣士という職業はAという防具を装備できる」といったようにプログラム上定義する必要はなく、「Aという防具を装備できる」という1つの定義を、50の職業すべてで使い回せば済みます。
つまり、オブジェクト指向言語によって、1つ1つ定義する手間が省けて、プログラムが人間にとって理解しやすくなったわけです。
後々に、装備できる防具をAではなくBという防具に変更するような仕様変更があった場合、50の職業すべてで変更する必要はなく、上記の1つの定義を一部変更するだけですから、効率的な作業が実現できます。
以上のように、プログラミングの歴史を見ると、人間がプログミラング言語をより理解しやすくなるようにし、開発作業をより効率的にするための努力を続けてきたことがわかります。
プログラミング学習は意味ない?
プログラミング学習は意味ないと言われることがあります。
本章では、その理由について説明していきます。
「プログラミング学習は意味ない」と言われる理由
プログラミング学習は意味ないと言われる場合があります。
その主な理由としては以下のことが考えられます。
・プログラミングは専門性が高すぎて挫折する
・プログラミングを学習しても転職できない
・プログラミングを活かす機会がない
確かにプログラミング学習で挫折する人は少なくありませんし、全員が転職できるわけでもありません。
しかし、IT業界は慢性的に人材不足が続いており、未経験からエンジニアとなる人は多いです。
また、職業としなくても趣味や起業に活かせます。
プログラミング学習のメリット
プログラミング学習のメリットは以下の通りです。
・一生のスキルを身につける
・専門性の高いスキルが身に付く
・リモートワークで働ける
・転職がしやすくなる
・フリーランスとなりやすい
上記のようにプログラミングスキルを身につけることのメリットは多いです。
今後ますますWebサービスは私たちの身の回りにおいて増えていき、社会生活で欠かせないものとなっていきます。
それに伴いITエンジニアの需要もなくなることはありません。
プログラミング学習は意味ないものとしないためには?
本章では、プログラミング学習は意味ないものとしないために、学習初期の人を対象としてプログラミング学習のポイントを説明していきます。
未経験でも学びやすい言語を選ぶ
最初に学習する言語として学習難易度が高い言語を選んでしまうと挫折してしまう可能性があります。
0から学習をスタートさせるなら未経験でも学びやすい言語を選ぶことが大事です。
入門書や学習サイトなど学ぶ手段も多い言語を選ぶのもポイントです。
おすすめの言語は後程説明していきます。
未経験から転職できるスキルを身につける
プログラミングを勉強したのに転職できないと結局「プログラミング学習は意味ない」となってしまいます。
そうならないためにも、未経験からでも転職しやすいスキル・言語を選んで学習をスタートさせることが大事です。
例えば、Web制作系は未経験でも転職しやすく、副業としても最適なスキルですので、
HTML/CSSやJQuery、Javasciptなどを中心に勉強してみるといったキャリア上の戦略を立ててみましょう。
学習相談ができるメンターを作る
プログラミング学習は挫折しやすいので、困った時に質問できるメンターがいたほうがいいです。
また、メンターがいると学習のモチベーションも維持しやすくなります。
IT業界やエンジニアについても実体験を踏まえながらアドバイスをもらえるのでぜひメンターを作っておきましょう。
プログラミング言語の種類と未経験者におすすめの言語を紹介
プログラミング言語の種類は多岐にわたり、その用途も様々です。業務で使用されることの多いプログラミング言語は以下の通りです。
・PHP
・Ruby
・Python
・Swift
・JavaScript
・HTML/CSS
・Java
・C/C++/C#
・Swift
・VisualBasic.NET
・Go
それぞれの言語は学習の難易度が異なります。プログラミングスクールなどで、スキルを身につけることが容易の言語もあれば、専門性が強くて初心者には難しい言語もあります。
そこで、この章では現在プログラミング業界で主流となっている言語のうち、未経験者でも学びやすく、転職しやすい言語をピックアップして紹介しますのでぜひ参考にください。
Python
Pythonの大きな特徴は機械学習に関するプログラミング(いわゆるAIプログラミング)に最も利用されている言語の1つということです。
AIプログラミングは近年注目を集めていますが、Pythonを使えるプログラマーも多くはありませんので、Pythonプログラマーの需要は高まってます。
Pythonはプログラミング未経験者でも理解しやすく、学習が進みやすいので、初心者におすすめの言語と言えますね。
PythonはWebアプリ開発の現場でも多く利用されており、あのYoutubeやインスタグラムもPythonによって作られています。
Ruby
Rubyは日本人よって開発されたスクリプト言語です。スクリプト言語とは、習得することが容易となるように設計された言語のことを意味します。
日本で開発されたということもあって、日本人が理解しやすく、日本語の参考資料が多いので、プログラミング初心者が学習しやすい言語です。
RubyはWEBアプリ開発の現場でよく使われてます。Rubyは、WebサイトやSNSサイト、ECサイト、マッチングサイトなどを簡単に作ることができます。
有名なサイトでは、Cookpad、食べログ、HuluなどがRubyによって作られています。
PHP
PHPはWeb開発で最も使用されているスクリプト言語の1つです。
プログラミング言語の中でも文法の理解が容易なため、プログラミング初心者でも習得しやすい言語です。
PHPはRubyと同様にWebサイトやSNSサイト、ECサイトなどの開発によく使用されます。プログのCMSで有名なwordpressもPHPによって作られてます。
PHPとRubyは共にWeb開発で使用されることが多いため、比較されがちです。プログラミング未経験者もどちらを学ぼうか迷うところでもあります。
PHPとRubyのどちらがよいかは一概には言えません。それぞれの言語が得意としている開発分野が異なるからです。
例えば、Webデザイナーやwordpressでのメディア運営に興味があればPHPが、マッチングサイトを作ってみたいのであればRubyが、学習言語の有力な選択肢となります。
プログラミングを学ぶことで何を実現したいかを明確にしたほうがよいでしょう。
Swift
Swiftは2014年にアップル社によって開発されたばかりの比較的新しい言語であり、主にiphoneアプリ開発の分野で使用されることが多いです。
最近開発された言語ということもあり、Swiftを使えるプログラマーは希少です。絶対的な求人数は上述の言語よりは少ないものの、Swiftのスキルを持つエンジニアは積極的に採用される傾向にあります。
アプリ開発は大企業から中小企業、ベンチャー企業にいたるまで需要があり、アプリの市場は成長しているので、今後ますますSwiftのエンジニアは必要とされるでしょう。
自分でアプリ開発をして新しいサービスを作り、起業することも可能です。
Swiftは学習しやすい言語でもあるので初心者にもおすすめです。
プログラミングを学ぶにはどうすればいい?
ここまで様々なプログラミング言語を紹介してきて実際に学んでみたくなったという方もいると思います。
プログラミングに興味をお持ちの方向けにプログラミングを学ぶ方法について説明していきます。
市販のプログラミング本や無料勉強サイトで学ぶ
市販のプログラミング本は近年増えてきており、初心者向けのものも多いので独学のハードルは低くなってきました。
また、無料で勉強できるサイトもあり、代表的なサイトとしてはprogateやドットインストールが有名です。
これらは実際に手を動かしながらプログラミングの勉強ができておすすめですね。
プログラミングスクールを受講する
プログラミングスクールでは紹介したプログラミング言語はほとんどカバーしているのできっと学びたくなる講座が見つかるはずです。
独学だと勉強が難しいと感じている人でもプログラミングスクールなら現役エンジニアの講師とマンツーマンでプログラミングを学べるので、挫折するリスクはだいぶ低くなります。
プログラミングスクールは就職支援をしているところが多いので基本的にエンジニアへ転職したい人が受講するケースが多いです。
一方で転職以外でも趣味や起業のために受講する人もいますので、人によってプログラミングスキルの活かし方は様々です。
現在、多くのプログラミングスクールが開講していますが、中でも初心者におすすめなスクールを下記の記事で厳選して紹介しているのでぜひ参考にしてください。
まとめ
ここまでプログミラングの意味や歴史、種類について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
プログミラングは開発を重ねてより人間が扱いやすいものとなってきました。現在では、文系出身のプログラマーは多いですし、未経験者でもプログラミングを学んでプログラマーに転職したり、起業する人が増えてきています。
プログミラングを学んでプログラマーになりたい、あるいは何かサイトを作りたいという人は多いと思います。
しかし、どのプログラミング言語を学べばよいかわからない、独学での学習に限界を感じている場合は、プログラミングスクールの無料体験をおすすめします。
プログラミングスクールの無料体験では、学習や転職の相談をしてくれます。どの言語を学んだらよいのか明確になりますし、体験レッスンもあるのでプログラミングの面白さを体感できるはずです。
本サイトでは他にもプログラミングに関する記事をたくさん掲載していますのでぜひご覧ください。