「プログラミングスクールと専門学校の違いがわからない」
「プログラミングスクールと専門学校どっちに通ったほうがいい?」
ITエンジニアとなるために学校で学ぶことを考えているが、プログラミングスクールと専門学校とで迷ってはいませんか?
両方とも未経験からITエンジニアを目指せる点では同じですが、料金や学習期間、カリキュラムなどは大きく異なります。
ですので、個々人の予算や勉強可能な期間・時間、学びたいことに応じてプログラミングスクールか専門学校を選んでいくことが大事です。
そこで本記事では、プログラミングスクールと専門学校の違いを紹介しつつ、どっちを選べばいいのかその判断材料を提供していきたいと思います。
目次
プログラミングスクールと専門学校の違いとは?

料金
一般的に専門学校だと年間の学費が100万以上するところも少なくありません。
例えば、日本工学院の2年生の情報処理科だと、1年目の学費は約134万円です。
参考:日本工学院「学費のご案内」
日本電子専門学校の情報処理科だと、2年で約244万円の学費となってます。
参考:日本電子専門学校「学費・学費サポート」
かなり高額であることがわかりますね。
その一方で、プログラミングスクールは20万から50万程度が平均的な相場です。
有名プログラミングスクールであるTechAcademyは以下のような料金体系となってます。
1ヵ月:149,000円
2ヵ月:199,000円
3ヵ月:249,000円
4ヵ月:299,000円
10万以下や完全無料のプログラミングスクールも中にはあります。
以上から料金という面では、プログラミングスクールのほうが専門学校よりもかなり安くなってます。
学習期間
専門学校の学習期間は2年~4年のところが多いですが、プログラミングスクールでは数ヵ月~半年程度のところがほとんどで、講座によっては1ヵ月で終了する場合もあります。
学習期間が長いとじっくりといろんなことを学べるというメリットはありますが、仕事をしながらでは厳しいというデメリットがあります。
短期間で学習して、未経験からIT業界に入りたいという場合はプログラミングスクールのほうが効率的です。
カリキュラム
専門学校では、いろんな種類の学科に分かれつつも、ITに関する様々な分野を基礎から体系的に学べます。
システム開発系だとプログラミング言語だけでなく、ネットワークやサーバー、データベースなどITエンジニアにとって大事な分野をまんべんなく学んだりします。
日本工学院の情報処理科のカリキュラムを見てみましょう。
●ITスキル
システム開発、プログラミング、web、ネットワーク、AI、IoT、セキュリティなど各分野の専門知識&技術。●ビジネススキル
各種業界の業種・業務知識、経営戦略、システム戦略、広告戦略、マネジメント能力など。●ヒューマンスキル
社会人としての常識や仕事に対する責任感、プレゼン能力、コミュニケーション能力など。
参考:日本工学院「情報処理科 カリキュラム」
上記のようにITはもちろんのこと、その他の分野も幅広く学べるということがわかります。
また、IT系の国家資格取得を目指したりもするようです。
対して、プログラミングスクールではある程度学ぶ内容を絞ることが多いです。
例えば、プログラミング言語のpythonを学びたい場合は、pythonに関するレッスンが中心となるでしょう。
プログラミングスクールと専門学校どっちに通うべき?

長期的に基礎から学びたい人
長期的に基礎から体系的に学びたい人は専門学校のほうが適しています。
専門学校なら様々な分野を年単位のカリキュラムでしっかり学べますので、エンジニアとして素養がしっかりをできるはずです。
通学して勉強したい人
プログラミングスクールでも通学型はありますが、オンラインだけというスクールも少なくありません。
対して専門学校は基本的に通学型です。
オンラインだとなかなか勉強に身が入らない、対面で講師の指導を受けたいという人は通学型で学べるほうを選んだほうがよいでしょう。
友人作りなど学校生活をエンジョイしたい人
専門学校は年単位で通い、教室で授業を受け、グループレッスンなども多いので、人間関係を作りやすく、友人ができやすいです。
年齢的にも近いという点でも仲良くなりやすいと思います。
対して、プログラミングスクールでは、受講生が幅広い年齢層で構成されていたり、オンラインレッスンだけだったりすると友人関係は作りにくいかもしれません。
プログラミングスクールで人間関係を作りたいという人は、グループレッスンやチーム開発のカリキュラムがあるスクールを選んだほうがよさそうです。
短期間でプログラミングスキルを身につけたい人
専門学校は基本的に年単位のカリキュラムに対して、プログラミングスクールは数か月から半年程度です。
短期間でプログラミングスキルを身につけたい人はプログラミングスクールのほうがよいでしょう。
自由な時間・オンライン環境で勉強したい人
すでに会社勤めをしている社会人や家事などで忙しい主婦の方などはできるだけ時間と場所を選ばずに勉強したいですよね。
専門学校だと決まった時間の授業に通学しなければならないことが多く、そもそも昼間の授業ばかりだと忙しい人には難しいです。
プログラミングスクールなら平日夜間や週末だけレッスンを受けるということが可能なので、スキマ時間で学習することができます。
安い授業料で通いたい人
専門学校の授業料は100万以上することもざらなので、安い授業料で通いたいという人はプログラミングスクールにしましょう。
前述の通り、平均的な相場は20万~50万で、それでも高いと感じる人もいるでしょうが、完全無料で受けれるプログラミングスクールもあります。
※完全無料のおすすめプログラミングは以下の記事をご覧ください。
就職支援を受けて早く転職したい人
専門学校だと年単位で通うこととなり、授業料だけでなく生活費なども考慮すると通い続けるのは大変です。
対して、プログラミングスクールは数か月のカリキュラムが多く、働きながらでも学べます。
加えて、プログラミングスクールによっては就職支援を受けることができ、IT企業の紹介、職歴書の書き方・面接対策指導なども行ってくれるので、短期間で未経験からITエンジニアへ転職したいという人はプログラミングスクールのほうがおすすめです。
※就職支援でおすすめのプログラミングスクールは以下の記事をご覧ください。
まとめ
プログラミングスクールと専門学校は料金や学習環境、カリキュラムなどにおいて違いがあり、それぞれメリット・デメリットがあることがわかりました。
ご自身の予算や勉強できる時間帯、生活環境などを考慮して、プログラミングと専門学校のどっちに通うかよく検討するようにしましょう。